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> 新版 臨床栄養学 栄養ケアプロセス演習−傷病者個々人の栄養ケアプラン作成の考え方−


ISBNISBN978-4-8103-1508-0
商品名新版 臨床栄養学 栄養ケアプロセス演習−傷病者個々人の栄養ケアプラン作成の考え方−
販売価格(税込)2,750円
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商品説明

B5判 2色刷 304頁

ご採用の先生には「演習問題・解答例データ」を提供

編著者

鈴木純子(天使大学教授)

著者

三輪孝士(大阪樟蔭女子大学教授)、氏家志乃(札幌保健医療大学講師)、中川幸恵(天使大学教授)、大津美紀(常磐大学准教授)、岡本智子(札幌保健医療大学教授)、峯岸夕紀子(天使大学講師)、稲村なお子(尚絅学院大学准教授)、西内美香(尚絅学院大学准教授)、武敏子(つくば国際大学特任教授)、渡邊和美(尚絅大学准教授)、志賀一希(天使大学准教授)、山口留美(長崎国際大学准教授)、田中洋子(藤女子大学准教授)、中村育子(名寄市立大学准教授)、伊藤久美子(茨城県立医療大学付属病院栄養科長)、岩部博子(筑波大学附属病院栄養管理室長)

内容見本:PDF(2,501KB)

管理栄養士に必要な栄養ケアプロセスを、【外来】【入院】【在宅】の全17症例の演習で習得する。
栄養アセスメントに求められる診断情報の見方や収集の方法、栄養診断、問題解決に向けた栄養計画の手順を、現場経験の豊富な著者陣が解説し、演習問題を作成。
がん患者の症例と対応、運動と絡めた在宅リハビリなど、医療チームの一員となる現在の管理栄養士に必要な栄養ケアプラン作成の実践力を養成する。

目次

第1章 症例から考える個々人を対象とした栄養管理の手法
1.臨床栄養学を学ぶ目的とその学び方
2.栄養管理の手順
1)栄養ケア・マネジメント(NCM)
2)栄養ケアプロセス(NCP)
3)問題志向型システム(POS)
4)栄養ケアプロセス(NCP)と問題指向型システム(POS)
3.栄養ケアプロセス(NCP)による栄養管理
1)栄養アセスメント:情報の収集とその解釈と分析
2)栄養診断
3)栄養介入:栄養管理計画の立案と実施
第2章 高血圧(肥満症):【外来】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:肥満症・高血圧・脂質異常症
2.高血圧症例(外来通院患者 栄養指導依頼例)
3.高血圧症例の栄養アセスメントの方法
4.高血圧症例の栄養介入計画作成方法
5.高血圧症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.高血圧症(外来)の栄養指導記録の作成
演習問題
第3章 2型糖尿病:【外来】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:2型糖尿病
2.2型糖尿病症例(外来通院患者 栄養指導依頼例)
3.糖尿病症例の栄養アセスメントの方法
4.2型糖尿病症例の栄養介入計画作成方法
5.2型糖尿病症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.2型糖尿病症例の栄養指導記録/ 栄養管理計画書(入院)の作成
演習問題
第4章 糖尿病性腎症:【外来】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:糖尿病性腎症
2.糖尿病(性)腎症(外来通院患者 栄養指導依頼例)
3.糖尿病性腎症例の栄養アセスメントの方法
4.糖尿病性腎症例の栄養介入計画作成方法
5.糖尿病性腎症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.栄養指導記録の作成
演習問題
第5章 慢性腎臓病 透析:【外来】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:慢性腎臓病 透析
2.慢性腎臓病透析 症例
3.慢性腎臓病透析症例の栄養アセスメント方法
4.慢性腎臓病透析の栄養介入計画作成方法
5.慢性腎臓病透析症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.栄養指導記録の作成
演習問題
第6章 小児(肥満症):【外来】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:小児(肥満症)
2.小児(肥満症)症例
3.小児(肥満)症例の栄養アセスメントの方法
4.小児肥満症例の栄養介入計画作成方法
5.小児肥満症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.栄養指導記録の作成
演習問題
第7章 消化器がん周術期:【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:胃がん切除
2.胃がん切除後 症例(入院患者 栄養指導依頼例)
3.胃がん切除後の栄養アセスメントの方法
4.胃がん切除後症例の栄養介入計画作成方法
5.胃切除 後症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.胃がん切除術後の退院時栄養指導記録の作成
演習問題
第8章 肝硬変:【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:アルコール性肝硬変
2.肝硬変 症例(アルコール性肝硬変:入院患者 栄養指導依頼例)
3.肝硬変症例の栄養アセスメントの方法
4.肝硬変症例の栄養介入計画作成方法
5.肝硬変症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.肝硬変症例の栄養管理計画書の作成
演習問題
第9章 膵疾患:【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:膵疾患
2.慢性膵炎代償期・急性膵炎発作による入院症例(入院患者栄養指導依頼例)
3.慢性膵炎症例の入院中の栄養アセスメントの方法
4.慢性膵炎症例の栄養介入計画作成方法
5.慢性膵炎症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.慢性膵炎症例(入院の場合)の栄養管理計画書の作成
演習問題
第10章 急性心筋梗塞(脂質異常症・糖尿病・肥満症):【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:急性心筋梗塞(脂質異常症・糖尿病・肥満症)
2.急性心筋梗塞症例(入院患者 栄養指導依頼例)
3.急性心筋梗塞症例の栄養アセスメントの方法
4.急性心筋梗塞症例の栄養介入計画作成方法
5.急性心筋梗塞症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.急性心筋梗塞症例(入院)の管理計画書の作成
演習問題
第11章 心不全:【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:心不全
2.心不全症例(入院患者 栄養指導依頼例)
3.心不全症例の栄養アセスメントの方法
4.心不全症例の栄養介入計画作成方法
5.心不全症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.心不全症例(入院の場合)の栄養指導記録の作成
演習問題
第12章 脳血管疾患:【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:脳出血・脳梗塞・くも膜下出血
2.脳血管疾患症例(入院患者 栄養指導依頼例)
3.脳血管症例の栄養アセスメントの方法
4.脳血管疾患症例の栄養介入計画作成方法
5.脳血管疾患の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.脳血管疾患症例(入院の場合)の栄養指導記録の作成
演習問題
第13章 COPD:【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:COPD
2.COPD症例(入院患者 栄養指導依頼例)
3.COPD症例の栄養アセスメントの方法
4.COPD症例の栄養介入計画作成方法
5.COPD症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.COPD症例の栄養管理計画書の作成
演習問題
第14章 妊娠糖尿病:【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:妊娠糖尿病
2.妊娠糖尿病症例(入院患者 栄養指導依頼例)
3.妊娠糖尿病症例の栄養アセスメントの方法
4.妊娠糖尿病症例の栄養介入計画作成方法
5.妊娠糖尿病症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.妊娠糖尿病症例の栄養管理計画書の作成
演習問題
第15章 低栄養・褥瘡:【入院】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:低栄養・褥瘡
2.低栄養・褥瘡症例(入院患者 栄養指導依頼例)
3.低栄養・褥瘡の栄養アセスメントの方法
4.低栄養・褥瘡症例の栄養介入計画作成方法
5.低栄養・褥瘡患者の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.低栄養・褥瘡症例の栄養指導記録/栄養管理計画書(入院)
演習問題
第16章 低栄養・嚥下障害:【在宅】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:低栄養・嚥下障害
2.低栄養・嚥下障害症例(在宅訪問栄養食事指導 依頼例)
3.摂食嚥下障害を伴う低栄養症例の栄養アセスメントの方法
4.摂食嚥下障害を伴う低栄養症例の栄養介入計画作成方法
5.摂食・嚥下障害を伴う低栄養症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.摂食嚥下障害を伴う低栄養症例(在宅)の栄養指導記録の作成
演習問題
第17章 フレイル、サルコペニア:【在宅】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:フレイル、サルコペニア
2.2型糖尿病症例(外来通院患者 栄養指導依頼例)
3.低栄養フレイル・サルコペニア症例の栄養アセスメント
4.栄養介入計画作成方法
5.フレイル・サルコペニア症例の栄養モニタリングと評価、および経過記録作成の方法
6.低栄養・フレイル・サルコペニアの栄養指導記録の作成
演習問題
第18章 がんターミナルケア(終末期):【在宅】での栄養ケアプラン作成
1.症例の病態:がんターミナルケア
2.がんターミナルケア(終末期)症例
3.在宅ターミナルの栄養アセスメントの方法
4.栄養介入計画作成方法
5.がん終末期症例のモニタリングと評価
6.がん終末期症例の栄養指導記録の作成
演習問題
資料編
1.身体計測の判定参考値
2.記憶すべき臨床検査基準値
3.診断基準と診療(治療)ガイドライン
4.日本人の食事摂取基準における基礎代謝基準値と身体活動レベル
5.栄養診断コード・用語

編者まえがきより(抜粋)


本教科書は、まず第1章「症例から考える個々人を対象とした栄養管理の手法」を読み、大まかでよいので傷病者における栄養管理方法について理解する。その後、各章の症例の栄養ケアプラン作成を読み、症例ごとにどのような情報を収集する必要があるのか、症例の問題は何か、について考えを深めてみよう。さまざまな症例でこの手順を繰り返すことが、症例の問題点を早く、正確に判断するスキルを身につける近道になってくれるだろう。
第2章以降は、外来、入院、在宅における、多彩な17症例を提示し、その栄養ケアプロセスについて記載していただいた。演習問題の症例も各章に記載し、34症例について学ぶことが出来る。これら34症例の栄養管理について学ぶことで、栄養ケアプロセスの考え方を身につけ、栄養管理への理解を深め、興味を高めてほしいと考えている。
傷病者の栄養ケアプロセスを実施する目的は、栄養関連問題の解決を図ることである。得られた情報をどのように扱い、またどのように問題解決に生かせるかを考えることが、栄養ケアプロセスを学ぶ第一歩となるだろう。(鈴木純子・天使大学教授)