金田利子 ・齋藤政子 編著
諏訪きぬ・加藤繁美・西村章次・浜谷直人・武藤安子・民秋 言・木下龍太郎・布施佐代子・服部敬子・西村由紀子・岡本富郎・渡邊浩子・永田陽子・竹谷廣子
B5判変型/2色刷/240頁
幼い時から人間関係を形成する能力を育むことは、子どもたちの日常的な生活を豊かにするだけではなく、人類の未来に希望をもたらすものである。本書では、子どもが他者との関係を通じて自己を知り、自己の要求と他者の要求をつむぎ、問題を解決する能力を養うことができるような「人間関係」に関する基本的な理論と、集団の場における実践の展開、親子関係を含めた大人と子どもの関係などを展開している。
■目次■
- 第I部
- 「人間関係」と保育
- 第1章
- 保育の基本と「人間関係」
- 第2章
- 乳幼児の発達と「人間関係」
- 第3章
- 保育のなかの「人間関係」
- 第4章
- 保育における領域「人間関係」
- 第5章
- 将来を見通した統合保育の充実を考える(障害のある子から「コミュニケーション」の本質を学んで─)
- 第6章
- 生涯発達における乳幼児期のかかわり(「かかわり」体験の記録から─)
- 第7章
- 人間関係発達の技法
- 第8章
- 要領・指針にみる領域「人間関係」の変遷
- 第II部
- 集団のなかで「かかわる力」を育てる─人間大好き・友だち大好き・園での毎日が楽しい
- 第9章
- 保育活動における共同の意味(レッジョ・エミリア実践の分析から─)
- 第10章
- 3歳未満児における「人とかかわる力」
- 第11章
- 乳幼児期における「かかわる力」
- 第12章
- 保育における集団と個の関係
- 第III部
- 大人の人間関係と子どもたちの育ち
- 第13章
- 親子関係を問い直す
- 第14章
- 幼稚園・保育所における大人の関係と子どもの育ち
- 第15章
- 地域における世代間交流と子どもの育ち