B5判変型　2色刷　264頁

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【編著者】

無藤 隆（白梅学園大学名誉教授）

【著者】

藤谷智子（武庫川女子大学名誉教授）
上村佳世子（文京学院大学教授）
松嵜洋子（明治学院大学教授）
吉川はる奈（埼玉大学教授）
小松 歩（白梅学園短期大学教授）
平山祐一郎（東京家政大学教授）
相良順子（聖徳大学教授）
塩�ｱ万里（名城大学教授）
大國ゆきの（東京成徳短期大学教授）
細川かおり（千葉大学教授）
中島寿子（山口大学教授）
福丸由佳（白梅学園大学教授）
中橋美穂（大阪教育大学教授）

内容見本：PDF（1,889KB）

発達心理学の知見にもとづいて乳幼児理解を深め、保育・教育における適切な支援のあり方をわかりやすく解説したロングセラーの全面改訂版。養成カリキュラム「保育の心理学」「子どもの理解と援助」「子ども家庭支援の心理学」に対応します。近年，幼児教育で重視される「非認知能力（社会情動的スキル）」や、発達障害や子どもの貧困、多様性の尊重などの保育課題について，豊富な資料と事例を用いて、保育者としての支援を深く平明に考察。保育カウンセリング技術や、保育者の専門性、キャリア発達など、これからの保育に求められる資質・能力についても詳しく解説されています。

■目次■

第1章　発達と保育のつながり

1. 保育における知的発達とは
   
2. 物事への関心を育てる
   
3. 知的な発達を促す経験とは
   
4. 関わり、感じ、考えることを育てる
   
5. 情意の力と非認知能力・スキル

第2章　発達の基本的な考え方

1. 発達の過程：発達段階をめぐって
   
2. 発達における発達課題
   
3. 発達は人との関わりの中で生じる−ヴィゴツキーの理論から
   
4. 発達を規定する要因：遺伝と環境をめぐって
   
5. 発達における制約

第3章　初期発達の意味

1. 発達の生物学的基礎
   
2. 初期経験
   
3. 特殊な初期環境からみた人間発達
   
4. 発達初期の個体差

第4章　保育と発達の過程と段階

1. 子どもの発達における保育の役割と重要性
   
2. 乳幼児の発達の特性
   
3. 発達過程の概要
   
4. 幼児教育の影響

第5章　胎児期・乳児期

1. 胎児期
   
2. 周産期
   
3. 新生児期
   
4. 乳児期前半（生後６カ月頃まで）の発達
   
5. 乳児期後半の発達

第6章　幼　児　期

1. 幼児期の子どもの特徴
   
2. 非認知能力（社会情動的スキル）の発達
   
3. 運動機能の発達
   
4. 認知の発達
   
5. 言語機能の発達
   
6. 対人関係の発達
   
7. 自立性の獲得
   
8. 性的違和感をもつ子どもの理解

第7章　児　童　期

1. 児童期とは
   
2. 主な発達理論から見た児童期の特徴づけ
   
3. 児童期各段階の特徴づけ
   
4. 児童期の「現在」：学級崩壊から考える

第8章　青　年　期

1. 青年期の位置
   
2. 身体的成熟
   
3. 認知の発達と非認知能力
   
4. アイデンティティの確立
   
5. 青年の進路選択
   
6. ジェンダーと性役割
   
7. 対人関係
   
8. 恋愛と性行動
   
9. 青年の心の問題と非行

第9章　成人期・老年期

1. 成人期・老年期の発達心理学
   
2. 中年期における発達的変化
   
3. 老年期における発達的変化
   
4. ライフサイクルにおける成人期・老年期

第10章　発達への援助の基本的考え方

1. レジリエンス（回復力）をもつ子どもたち
   
2. 関わりの中で互いを発見する
   
3. 保育者による発達援助の基本としたいもの

第11章　発達の障害と保育における対応

1. 発達の障害を理解するためには
   
2. 発達の障害の特徴
   
3. 発達に障害のある子どもの発達の特徴
   
4. 発達に障害のある子どもを捉える視点
   
5. 保育における支援

第12章　子育て支援と保育カウンセリングの基礎

1. 子育て支援が必要とされる背景
   
2. 保育カウンセリングとは
   
3. 保育カウンセリングの基本的な考え方
   
4. 日々の保育実践の中での配慮

第13章　家庭の子育てへの支援

1. 家庭の多様化と家族をとりまく社会的な変化
2. 支援に役立つ視点
   
3. より支援ニーズのある家庭の子育て
   
4. 今日的な課題と家庭への子育て支援

第14章　保育者の専門性とキャリア発達

1. 保育者に求められる専門性
   
2. 保育者の専門性を高める要素
   
3. 保育者のキャリア発達